シンガポールでは魚釣りの他にエビ釣りが人気です。
「エビ釣り=プロウニング」
FishsingのようにPrawn(エビ)にingを付け「Prawning プロウニング」と呼ばれています。各地区にエビ釣り用の釣り堀があり、お金を払って入場しエビ釣りを楽しむ事ができます。
リールは使わず、竿だけ使用。必要な道具は餌も含め全てレンタル出来るので、旅行の荷物でわざわざ釣りセットを持っていく必要はありません。
小さなお子さんも安全に楽しめますし、釣ったエビはそのままBBQで食べることも出来ます。ちなみにBBQセットも要らないので、手ぶらで楽しむことができる最高の遊び場なんです。
ローカル向けの遊びと思われがちですが、今回私が行ったポンゴル(Punggol) の釣り堀では観光客の人達もちらほらいました。
シンガポールでありきたりなマリーナベイサンズやオーチャードでのショッピングや飲食だけじゃなく、もっとアウトドアな事がしたい女子グループやカップル、お子さん連れの家族の方は是非参考にしてください。
シンガポールでエビ釣りできる場所
シンガポールでは私が知っている中でエビ釣りできる場所はでポンゴル(Punggol) ・パシリス(Pasir Ris) ・イーストコースト(East Coast) ・ジュロン(jurong) と4つがあります。
他にもいくつかあるそうですが、この4つが地元でも有名なエビ釣り場になります。今回行ったのはポンゴル(Punggol) のリビエラ・プロウン・フィッシング(Riviera Prawn fishing)。
リビエラ・プロウン・フィッシング(Riviera Prawn fishing)
住所:6 Tebing Lane, #01-04
電話番号:65 6447 8693
電車だとMRT(地下鉄)を使い、パープルラインの最北端。駅に着いてからすぐの場所ではないのでタクシーを使うと便利です。シンガポールのタクシーは日本と違ってめちゃ安いので移動はタクシーをおススメします。
私は義理の弟の車で、今回の旅行の前半のステイ地である義理の両親の家から出発。20分ほどで着く。着いてからまず行ったのがエビ釣り時用のお昼ご飯を買う事からです。
シンガポールでエビ釣り前に近くのお店でご飯買っておくと便利
義理の弟にエビ釣りってどのくらいの時間するの?と聞いたら「3時間くらい」と言われたので、釣りをしながら小腹を満たすよう何か買い込む事にしました。ここは持ち込み自由です。釣り堀の中にも売店がありますがタイミングが悪いと飲み物は冷えていません。
リビエラ・プロウン・フィッシングの周りには4〜5件のお店があります。田舎のエリアですが、彼女曰くだいぶオシャレになってきたとのこと。
確かにガチャガチャしてなく、小洒落た店もあり週末には良い感じにリラックスできる場所と思いました。近くに川もありますので余計に感じます。
ファーストフード店でフライドポテトやら、大きめサイズのジュースやら買い込む事にしました。ちょっと驚いたのは、ここのオーダーシステムは全て機械で行い、発行されたレシートを店員に渡すだけです。
タッチパネルでメニューを選んでいくだけで簡単です。まるで飛行機のチェックインシートを発行する感じですね。レシートを渡し、後はモニタに自分の番号が表示されればカウンターで支払いフードを受け取る日本の銀行的なノリです。
釣竿は持参しないでもレンタルできる
ローカルの人で「俺、エビ釣りのプロです!」的な人達は自分用の釣竿を小さなジェラルミンケースに入れて持ってくるのですが、普通に楽しみたい人や観光者は受付カウンターで釣竿をレンタルできます。写真みたいな、リールがなく、竹竿に浮きと針が付いたシンプル仕掛け。
エビ釣り料金
3時間 1人30シンガポールドル(竿レンタル含む・BBQセット使用料含む・餌も含みむ)
ここから、餌をワーム(イシゴカイみたいなのに変えたいなら1ドル追加など)です。
シュリンプ・アサシン(Shrimp Assassin)は日本でいうアミノ酸的効果が期待できるエビを寄せ付ける粉です。これも確か5シンガポールドル以下で買えたと思います。
※BBQをする時間も含めて3時間以内に収めないといけないと思ったのですが、竿をレンタルできる時間が3時間でBBQは3時間を超えてもOK!
餌は好みのサイズにカットして針に付けます。このカッター結構鋭かったのと、持ち手部分にラバーがないので、小さなお子さんが使うと危ないです。私はカッターが扱い辛かったので、後半手で虫をちぎりました。
エビ釣りって最初は超難しけどコツを掴むと簡単
実はこのプロウニング結構難しいです。私は初めてだったのですが、3時間で4匹しか釣れませんでした。具体的に何が難しいのか?
「魚釣りと同じと考えるとダメです」
私達、夫婦は日本でよく魚釣りをしており、ある程度の自身が正直ありました。しかし、スタートして1時間何も釣れません。まずアタリがシビアで分からないのです。
しかし、周りのロカールの人達の釣り方を見て真似をしながらコツを掴んでからは分かってきました。私なりのコツを説明します。
エビ釣りのコツ
- 釣り堀の4角を狙う
- 影になっている場所を狙う
- 浮きが少し沈んでも合わせない
- 浮きが完全に水面下に隠れたら合わす
- 餌は大きめを付けると合わせに時間を使う
- アタリが無いなら自分でアクションを付ける
以上6つが3時間で習ったことです。
エビがいる場所を狙う
まずはエビがいる場所に餌を投入しましょう。釣り堀は4メートルほどの正方形くらいの大きさで4つのエリアに分かれていますが、どこにもエビは潜んでますが、多くいるだろうな思ったのが4角です。
しかも、日が当たっている場所ではなく日陰になっている場所がよろしいかと思います。私達が行った時間は12時頃からで人もそんなに多くなかったのですが、夕方から夜にかけて大盛況となるらしいです。理由は夜の方がエビが活発に動くからだそう。
昼間の間は影に隠れていることが多く、4角の影になっている場所が好ポイントとなります。家族連れで行って子供に釣らせてあげたい、自分がまだ釣れていない人は試してみてください。
アタリについて
ここが最も
苦戦しました。エビは餌を食べる時に手を使ってまず口元に持ってきます。そうすると浮きが少し沈むんです。ここで合わせてもエビは餌を離し逃げます。
エビはゆっくり餌を食べます。「口元に持っていってからゆっくり食べてる」ことを意識して合わせてみてください。
時間をかけて合わせてみてもエビが釣れない時があります。ロカールの人でも2パターンの釣り方をしている人がいました。「一気に合わせる」か「ゆっくり合わせるか」。
私は最初一気に合わせる方法をしていましたが、取り外される事が多かったので、ゆっくり合わせるパターンに切り替えました。すると、
釣れます。こちらは小型サイズですが、なかなか面白い引きでした。この後BBQで食べたいので、受付でもらったネットの中に入れておきます。その際ネットをはさみで切られないようエビのハサミ部分を取っておきましょう。
もう少しアタリについて説明すると、良いポイントを狙っていてもなかなかアタリが無い場合があります。その時はどうすればいいか?彼女が解決してました。
自分で竿をゆーっくり動かしエビにアピールします。コツを掴んだ彼女はポンポン釣っていました。
釣ったエビはBBQで食べる!
釣りをしながらもスナックを食べていたのですが、お腹は空いています(笑)。釣ったエビは4人で20匹ほどでしたが、大柄で優しそうなスタッフの方からエビ60匹くらいもらいました!!なんというサービス!ここからBBQが始まります。
すでに前の人が炭に火をつけていたので、そのまま使いました。BBQピットは無料で使えます。
合計80匹あったのですが、食べたのは20匹くらいで、あとは義理の両親と義理弟の両親、そして今後控えているシンガポールでの釣りの餌に持って帰りました。
しかし、良い感じにエビが赤らんでます。自分たちでエビに竹串を付け焼いていきます。お子さんにこういう経験をさせておくと大人になってから役に立つんですよね〜。
この後、しばしまったりした時間を過ごし、次の方へBBQピットを引き継いで帰宅です。
プロウニング初めてしましたが、面白い!シビアなエビとの駆け引きがあるので忍耐力が必要ですが釣れた時の嬉しさは大きいですよ!
今回行ったポンゴル(Punggol)のリビエラ・プロウン・フィッシング(Riviera Prawn fishing)は屋根もあるので、シンガポール特有のシャワー(雨)があっても大丈夫。
観光者にもそうですが、駐在している家族の方にもおすすめなリラックススポットですので、ぜひ足を運んでみてください。